染色加工学
B5版 2,200円(税込)
序文
第1章  光と色
1−1 光と色
1−2 色を物理的にとらえる
 1-2-1 吸収スペクトル
 1-2-2 光吸収の法則
 1-2-3 吸光度を利用した染料濃度の測定
 1-2-4 反射スペクトル
 1-2-5 反射率に関する法則
 1-2-6 染色物から染料を抽出して染着量を求める>  
第2章  染色に必要な染料、薬剤、水
  2−1 染色加工に用いられる薬剤
2−2 染料・顔料・色素
2−3 染料の分類
 2-3-1 天然染料
 2-3-2 合成染料
2−4 染色用水
第3章  前処理工程
  3−1 染色加工とは
3−2 各種前処理工程
 3-2-1 結反
 3-2-2 毛焼き
 3-2-3 リラックス処理
 3-2-4 糊抜き
 3-2-5 精練
 3-2-6 プレセット
 3-2-7 漂白
 3-2-8 蛍光増白、青味付け
 3-2-9 マーセル化
第4章  各種合成染料とその染着機構
  4−1 酸性染料(acid dye)
4−2 塩基性染料(basic dye)・カチオン染料(cationic dye)
4−3 酸性媒染染料(acid mordant dye)
4−4 金属錯塩染料(含金属染料、含金染料)(metal complex dye)
4−5 直接染料(direct dye)
4−6 反応染料(reactive dye)
4−7 ナフトール染料(naphthol dye)
4−8 建染染料(バット染料)(vat dye)
4−9 硫化染料(sulphur dye)
4−10 分散染料(disperse dye)
4−11 酸化染料(oxidation dye)
4−12 蛍光増白染料(fluorescent whitening dye)
4− 13 どんな繊維にどんな染料が用いられるか
 4-13-1 セルロース繊維
 4-13-2 たんぱく繊維とポリアミド繊維(ナイロン)
 4-13-3 ポリエステル繊維、アセテート繊維、トリアセテート繊維
 4-13-4 アクリル繊維
 4-13-5 ポリウレタン繊維
 4−14 混用品の染色
 4−15 染料分子と繊維の分子の結合力をまとめると
 4−16 各種染料が水溶性かどうかをまとめると
第5章  染色という現象や染色条件について
  5−1 繊維の分子とその配列
5−2 染色の際の染料分子の挙動
5−3 各種染色条件と染色結果の関係
 5-3-1 染色時間・染色温度
 5-3-2 染料濃度
 5-3-3 浴比
 5-3-4 添加物(染色助剤)の効果
第6章  染色の方法
  6−1 カラーマッチング
6−2 染色方法の分類
6−3 先染め
6−4 後染め
6−5 捺染
 6-5-1 直接捺染法
 6-5-2 防染法
 6-5-3 抜染法
 6-5-4 転写捺染
 6-5-5 インクジェット法
第7章  伝統染織
  7−1 天然染料
 7-1-1 青色を染める染料
 7-1-2 赤を染める染料
 7-1-3 紫色を染める染料
 7-1-4 黄色を染める染料
 7-1-5 茶色を染める染料
 7-1-6 黒色を染める染料
7−2 交易品としての染料
7−3 日本の伝統染織
7−4 染織における模様の出し方
 7-4-1 織りによる柄
 7-4-2 染めによる柄
第8章  変退色が起こる要因(外的要因、内的要因)
  8−1 よい染色物とは
8−2 変退色とは
8−3 変退色の要因
第9章  染色堅ろう度
  9−1 染色堅ろう性
9−2 染色堅ろう度試験
9−3 染色堅ろう度試験に関する一般的な事項
9−4 洗濯堅ろう度
9−5 ドライクリーニング堅ろう度
9−6 汗堅ろう度
9−7 摩擦堅ろう度
9−8 ホットプレッシング堅ろう度
9−9 昇華堅ろう度
9−10 ガス堅ろう度
9−11 塩素処理水堅ろう度
9−12 耐光堅ろう度
9−13 汗・耐光堅ろう度
9−14 酸素系漂白剤に対する堅ろう度
9−15 色泣き試験
第10 章  色に関わるトラブル事例
  10−1 クレームとは、発生の背景と対策
 10-1-1 クレームとは
 10-1-2 クレーム発生の背景
 10-1-3 トラブル防止の対策
 10-1-4 トラブル品に対する調査
 10-1-5 消費者からの事情聴取
 10-1-6 クリーニング業者からの事情聴取
 10-1-7 アパレルとして調査すべきこと
10−2 売り場に色に関する苦情が持ち込まれた場合の対処法
10−3 トラブル事例
 10-3-1 漂白剤が関係するトラブル事例
 10-3-2 塩素処理水による変色
 10-3-3 燃焼ガスによる変退色
 10-3-4 汗と日光の複合作用が関係するトラブル事例
 10-3-5 汗が関係するトラブル事例
 10-3-6 顔料染め品のトラブル事例
 10-3-7 反応染料に関するトラブル事例
 10-3-8 革に関するトラブル事例
 10-3-9 蛍光増白剤によるトラブル事例
 10-3-10 漂白剤によるトラブル事例
 10-3-11 金属が原因の変退色
 10-3-12 硫化染料のトラブル事例
 10-3-13 ボタンのトラブル事例
 10-3-14 染料の昇華によるトラブル事例
 10-3-15 ウォータースポット現象
 10-3-16 生地の白化
 10-3-17 逆汚染
 10-3-18 メタメリズム
 10-3-19 色に関するトラブル事例を原因別にまとめると
 10-3-20 具体的なトラブル事例の原因究明の道筋の一例
第11章  染色の環境問題(染色廃水など)と安全性
  11−1 染色廃水
11−2 染色加工品の安全性
 11-2-1 重金属を用いた染料
 11-2-2 染料の人体への影響
 11-2-3 特定芳香族アミンを生成するアゾ化合物(染料)の規制
 11-2-4 化学物質の規制
第12 章  繊維加工
  12−1 外観、風合いを整える加工(整理仕上げ加工)
12−2 外観、風合いを変える加工
 12-2-1 物理的加工
 12-2-2 化学的加工
12−3 機能を付与する加工(機能加工)
12−4 機能加工に関するトラブル例
 12-4-1 機能性に関するトラブル
 12-4-2 加工剤のトラブル
参考文献
巻末カラー
close