平成20年度(21.3.13) 第3回アパレル問題研究会

 第1グループ  カジュアルシャツ 商業ランドリー後の衿・カフス収縮
 第2グループ 形態安定加工シャツ 商業ランドリー後、前立て横の波打ち 
 第3グループ カジュアルジャケット 縫い目滑脱 
 第4グループ ダウンキルティングコート ダウンの吹きだし  
 第5グループ 綿・麻ジャケット 前立ての折れ・変形 
    

第5グループ

事例5
商品:メンズジャケット
苦情内容:
前身頃端が折れたように変形し、元に戻らない。
苦情品の外観
前身右側ではボタンの重みにより、左側ではボタンホールの外側から表地が反り返っている。

組成表示
表地 綿85% 麻15% 裏地 ポリエステル

取扱絵表示
   

1,何故この現象が起こるのか?
 綿麻素材は、繊維質が硬く伸張回復率が低い。着用の繰り返しの中で繊維の変形が進み折れに至った。前身頃には芯が貼られているが、見返しには無く、見返しの変形が先に進み前身頃が折れたような状態になった。

2,製品の特性または技術限界として避けることのできない現象といえるか? 
 素材の特性から、この設計では避ける事ができない現象であるが、前身頃と見返しのバランスを考え、見返し部に芯地を施すなどの処理により対応できるのでは?

3,商品を企画・生産・販売する際の注意事項と対策、クリーニングにおける注意事項と対策。
企画設計:見返しにも芯地を施す、あるいは製品をアンコンにする。