TAの集い:レポート

29年度
掲載日2017.9.29

集い 「関東衣料管理士の集い」見学会

日 時
平成29年9月13日(水) 14:00~15:50
見学先
独立行政法人製品評価技術基盤機構本所(東京)  NITEスクエア
テーマ
1.製品評価技術基盤機構(NITE)概要の説明
2.製品安全に関する講演および関連施設の見学
3.バイオテクノロジーセンターの施設見学

〔概 要〕
NITEは「独立行政法人製品評価技術基盤機構法」に基づき、経済産業省のもとに設置されている行政執行法人であり、製品安全、化学物質管理、バイオテクノロジー、適合性認定、国際評価技術の5つの分野に於いて、技術的な評価や審査等を実施し、わが国の産業を支えている機関です。それらを通じて蓄積された知見やデータを基に、製品安全関連を中心に事故情報の収集方法、事故事例、事故品に対する試験方法と判断の目安、再発防止のための対策について、実際の試験機器や再現映像など見ながら解説していただきました。
講演では製品事故の原因究明について、昨年ニュースでも大きく取り上げられたマリンスポーツイベントで配布されたTシャツに因る皮膚障害の事故事例等、実際に発生した事故事例を中心にお話いただきました。
また、カシミヤのケラチンを主成分とするタンパク質の解析で鑑別する方法や特定芳香族アミンの試験に関する事等、大変興味深いお話を聞くこともできました。
天ぷら油火災の再現実験や、バイオ実験室を見学させていただくこともでき、NITEがどのような機関であるかという理解が深まった大変有意義な見学会となりました。

掲載日2017.9.25

集い 「関西衣料管理士の集い」勉強会

日 時
2017年7月21日 金曜日 18:30~20:00
会 場
梅田阪急ターミナルビル 17階 阪急ターミナルスクエア・17 ゆりの間
テーマ
繊維製品による皮膚障害について
~繊維加工剤、界面活性剤の安全性について~
講 師
独立行政法人製品評価技術基盤機構
バイオテクノロジーセンター解析技術課 課長 佐々木 和実 氏

〔概 要〕
今回は繊維製品による皮膚障害について講演して頂きました。
皮膚障害の1つである皮膚炎の発症には様々なメカニズムがあることを学びました。
メカニズムにおいては化学、医療の話となり難しい部分もありましたが実例を紹介いただけたので身近に感じることが出来ました。
『有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律』により特定の化学物質は規制されています。
しかし皮膚障害はなくなることはありません。
皮膚障害の要因としては素材、洗剤や柔軟剤の残留、機能性加工剤によるものがあるということです。
このような状況を少しでも改善すべく消費者は洗剤や柔軟剤の適切な使用量の把握、製造においては加工剤の安全性や加工手順の確認が必要と感じました。
魅力的な機能性加工が開発されることは喜ばしいことですが、それに伴う安全性の担保が求められると思いました。

掲載日2017.6.30

集い 「関東衣料管理士の集い」勉強会

日 時
平成29年6月23日(金)18:30~20:30
テーマ
機能性素材の試験方法及び加工方法の基本知識
講 師
一般財団法人 ボーケン品質評価機構 
業務部 業務推進課 研修センター 
所長 尾池満広氏

〔概 要〕
 近年、ファッション製品にも機能性を付与したものが多いことから、『機能性素材の試験方法及び加工方法の基本知識』というテーマで、はっ水性・吸汗速乾・吸湿発熱・接触冷感・紫外線遮蔽・帯電性・抗菌性 と良く行われている加工について、それぞれの試験方法・評価方法・評価の基準や目安・加工方法・不良の原因と改善方法についてご講演頂きました。
 試験方法については、動画を見せて頂いた後に試験方法・評価方法についてご説明頂いたので、とてもわかり易く理解が深まりました。また、加工方法と不良の原因及び改善方法についても詳しくご説明頂いたので、今後改善が必要なものがあった際にはとても役立つ内容でした。更に、ボーケン様で開発された試験方法もあり、ボーケン法の吸湿発熱性試験についてもご説明頂きました。
 また、加工剤として使用されるカチオン系の柔軟剤については、「強カチオン」と「弱カチオン」の種類があり、強カチオンは非常にぬめり感のある柔らかい風合いが出るが、オフ白・淡色・蛍光増白処理した白物に使用すると、カチオン焼け(黄変)が生じてリピートが合わなくなるなど、実際に染色の業務に携わっていらしたからこそというお話も伺うことができ、とても有意義な勉強会となりました。

掲載日2017.6.30

集い 「関西衣料管理士の集い」勉強会

日 時
2017年5月26日金曜日 18:30~20:00
場 所
DFE貸会議室
大阪市北区芝田2-7-18オーエックス梅田ビル7階
テーマ
家庭用品品質表示法の改正について
講 師
一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
コンプライアンス委員会 品質管理小委員会
委員長 藤吉 一隆 様
(㈱レナウンアパレル科学研究所 代表取締役)

〔概 要〕
 今回は昨年12月と今年4月に改正された家庭用品品質表示法について
 ・消費者にとって分かりやすくなるよう新たに表示事項を追加し、表示内容の変更を行う
 ・安全性を十分に担保しつつ、合理的な方法で表示を行わせる
という概要のもと直接改正に携わっておられる藤吉様に、実務提要作成の進行状況などを交えてお話いただきました。
 家庭用品品質表示法以外のアパレル製品に関するさまざまな法令についても話をしていただき、テーマの家庭用品品質表示法については制定の経緯、今回の改正で雑貨工業品などの合理的な方法の表示への変更の説明、アパレル製品の指定用語改正の内容を詳しく聞くことが出来ました。
すでに運用されている取扱表示については、好ましくない表示の組み合わせ例などの提示があり、より理解が深まりました。
 指定用語の改正のお話では、混用率の試験を行い表示の指導を担う検査団体の方や表示の取り扱いをするアパレルメーカーの方などからの質問も多く寄せられ、注目度の高さを感じました。
今回新たに表示されることになった複合繊維が商品に表示され、下げ札などで目にする時期を心待ちにしたいと思います。