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日本衣料管理協会は、衣料管理士(Textiles Advisor.略称:TA)資格と繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist.略称: TES)資格を認定しています。

大学教育によって知識・技術を授ける衣料管理士(TA)制度が昭和46年に誕生し、その10年後に、TA教育内容をベースにTES試験内容が通商産業省(現:経済産業省)において検討され、概ねTAと同様の資格要件をもつTES制度が発足しました。TAとTESは、制度の狙いや資格要件は同じですが、TAが大学教育の成果に基づいて認定が行われるのに対して、TESは試験によって認定されるところが違います。

衣料管理士[TA]=大学生 繊維製品品質管理士[TES]=業界人
グループ:材料・染色・加工 試験科目:繊維に関する一般知識
大学におけるTA教育内容 ・被服繊維学
・被服材料学
・機能材料学
・機器測定法
・高分子化学
・繊維製品試験法
・繊維学実験
・材料学実験
・テキスタイル基礎科学
・インテリア繊維製品
・染色加工学
・染色加工学実験
・繊維加工学
・繊維加工学実験
・染色堅ろう度試験法
TES試験の出題範囲 ・繊維の種類と性質
  繊維と高分子
  繊維の種類と性質
・糸、布地等の種類・製造・性質
  糸の種類と性質
  糸の製造と加工
  織物・編物の種類と組織
  布地の構造的特性
  不織布の種類と性質
・染色・加工
  染色加工の工程
  染色法と染色工程
  特殊加工
グループ:企画・設計・生産・品質管理 試験科目:
家繊庭用維製品の製造と品質に関する知識
大学におけるTA教育内容 ・アパレル企画論
・アパレル企画実習
・アパレルデザイン論
・アパレルデザイン表現実習
・アパレル設計論
・アパレル生産論
・アパレル設計・生産実習
・アパレルCAD実習
・テキスタイルデザイン
・アパレルグラフィック実習
・工芸染色実習
・色彩学(同実習)
・アパレル生理衛生論
・アパレル生理衛生実験
・機能アパレル論
・品質管理
・統計学
TES試験の出題範囲 ・衣料品等の企画、設計   衣服の基本要求特性・商品企画・デザイン・パターンメーキング・グレーディング・マーキング・縫製仕様書 ・衣料品等の製造
  縫製工程と仕上げ工程
  衣服製造分野のコンピュータ応用技術
・衣料品等の消費者要求項目
  品質要求項目と消費性能
  機能性・審美性素材とその消費性能
・衣料品等の消費性能および試験法
  衣料品の消費性能
  性能試験法の種類と特徴
  繊維・糸・布地・製品の試験
・品質管理と品質保証
  品質管理の方法・品質保証
  国際品質システム認証制度
グループ:流通・消費・消費者問題 試験科目:家庭用繊維製品の流通・消費と
消費者問題に関する知識
大学におけるTA教育内容 ・生活行動論
・消費科学
・消費者調査法
・消費生活論
・消費者経済学
・テキスタイルアドバイザー実習
・ファッションビジネス論
・ファッション販売論
・ファッションリテール実習
・ファッション商品論
・マーケティング論
・衣生活文化論
・被服心理学
・インテリアコーディネート概論
・被服整理学
・被服整理学実験
・ファッションビジネスの世界
・繊維製品の取扱いに関する試験法
・衣料用洗剤試験法
TES試験の出題範囲 ・消費者の行動
  消費者行動の要因
  商品の性格と消費者行動
・消費者の調査方法
  消費者調査の種類と特徴
  消費者調査の手順
・消費者問題と消費者政策
  消費者保護の社会的背景
  消費者政策とその機構
・経済の変化と衣料の流通・消費
  繊維産業における生産・流通
  繊維産業のグローバリゼーション
・衣料品等の消費と消費者苦情
  衣料品の品質等の表示
  消費者苦情の実態と発生原因
・環境
  繊維産業における環境問題
  消費過程における環境問題
事 例 事 例
大学におけるTA教育内容 ・テキスタイルアドバイザー実習
・ケーススタディー
TES試験の出題範囲 繊維製品の品質・性能に関する消費者苦情の発生を未然に防止するための製品企画および品質管理に関する応用能力を試す。苦情発生 原因の究明、再発防止策などが問われる。
論 文 論 文
大学におけるTA教育内容 ・全般 TES試験の出題範囲 社会および繊維産業の現状の理解のうえに繊維製品品質管理士として必要な識見を問う。
1級衣料管理士/上記より43単位以上を取得して認定
2級衣料管理士/上記より28単位以上を取得して認定
上記5科目に合格して繊維製品品質管理士認定